みやぎの環境保全米
地球温暖化問題や食品への残留農薬などの問題、異物混入などの事件・事故が相次ぐ昨今、消費者の食に対する安全・安心への興味が高まってきています。
JAグループ宮城(宮城県内のJA)では「宮城米」ブランドの再構築を図っています。
そこでスタートしたのが「環境保全米づくり全県運動」です。
宮城県全体の取り組みで、米づくりではなるべく農薬や化学肥料の使用を抑え、田んぼや地域全体の環境を守り、生産者がより高品質でおいしいお米を作ることを目的としている運動です。
JAグループ宮城ではこの環境に配慮した栽培方法で生産したお米を「環境保全米」として、より多くの皆さんに食べて頂くことに力を入れています。
また、JA加美よつばでは、安全・安心なお米を提供しようと、農薬・肥料の使用量を5割削減(一般米と比べ)して栽培したお米を「特別栽培米」として販売しています。

農林水産省新ガイドラインによる表示 | |
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特 別 栽 培 米 | |
節 減 対 象 農 薬 : 当地比5割減 | |
化学肥料(窒素成分): 当地比5割減 | |
栽培責任者 | 加美よつば農業協同組合 |
所在地 | 宮城県加美郡加美町字矢越220 |
連絡先 | 0229 - 63 - 3761 |
確認責任者 | 加美よつば農業協同組合 |
所在地 | 宮城県加美郡加美町字矢越220 |
連絡先 | 0229 - 63 - 3761 |
節 減 対 象 農 薬 の 使 用 状 況 | ||
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使用資材名 | 用途 | 使用回数 |
ヒドロキシイソキサゾール | 殺菌 | 1回 |
クロラントラニリプロール | 殺虫 | 1回 |
プロベナゾール | 殺菌 | 1回 |
ピリミスルファン | 除草 | 1回 |
フェノキサスルホン | 除草 | 1回 |
ベンタゾンナトリウム塩 | 除草 | 1回 |
ジノテフラン | 殺虫 | 1回 |
クロチアニジン | 殺虫 | 1回 |
農林水産省新ガイドラインによる表示 | |
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特 別 栽 培 米 | |
節 減 対 象 農 薬 : 当地比5割減 | |
化学肥料(窒素成分): 当地比5割減 | |
栽培責任者 | 加美よつば農業協同組合 米穀課 |
所在地 | 宮城県加美郡加美町字矢越220 |
連絡先 | 0229 - 63 - 3761 |
確認責任者 | 加美よつば農業協同組合 ふるさと企画課 |
所在地 | 宮城県加美郡加美町字矢越220 |
連絡先 | 0229 - 63 - 3761 |
節 減 対 象 農 薬 の 使 用 状 況 | ||
---|---|---|
使用資材名 | 用途 | 使用回数 |
ヒドロキシイソキサゾール | 殺菌 | 1回 |
クロラントラニリプロール | 殺虫 | 1回 |
プロベナゾール | 殺菌 | 1回 |
ピリミスルファン | 除草 | 1回 |
フェントラザミド | 除草 | 1回 |
ベンタゾンナトリウム塩 | 除草 | 1回 |
ジノテフラン | 殺虫 | 1回 |
クロチアニジン | 殺虫 | 1回 |
農林水産省新ガイドラインによる表示 | |
---|---|
特 別 栽 培 米 | |
節 減 対 象 農 薬 : 当地比5割減 | |
化学肥料(窒素成分): 当地比5割減 | |
栽培責任者 | 加美よつば農業協同組合 米穀課 |
所在地 | 宮城県加美郡加美町字矢越220 |
連絡先 | 0229 - 63 - 3761 |
確認責任者 | 加美よつば農業協同組合 営農企画課 |
所在地 | 宮城県加美郡加美町字矢越220 |
連絡先 | 0229 - 63 - 3782 |
節 減 対 象 農 薬 の 使 用 状 況 | ||
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使用資材名 | 用途 | 使用回数 |
ピカルブトラゾクス | 殺菌 | 1回 |
クロラントラニリプロール | 殺虫 | 1回 |
プロベナゾール | 殺菌 | 1回 |
イプフェンカルバゾン | 除草 | 1回 |
テフリルトリオン | 除草 | 1回 |
ベンタゾンナトリウム塩 | 除草 | 1回 |
ジノテフラン | 殺虫 | 1回 |
クロチアニジン | 殺虫 | 1回 |
有機栽培
JA加美よつばでは、有機栽培によるお米も栽培しています。
有機栽培米とは、過去3年以上農薬・化学肥料を使わず、有機物である堆肥などを水田の土作りに利用し栽培したお米で、
安全・安心の基準では最高位に位置する有機農産物の日本農林規格(JAS)の検査に合格したお米のことです。
その有機栽培の農法として、アイガモ(鴨とアヒルの掛け合わせ)を水田に放つことで、水田内の雑草や害虫を取り除く農法もあります。
この農法で作られたお米もJA加美よつばでは販売しています。



水田内の雑草や害虫を取り除くアイガモ
JA加美よつばでは、安全・安心を追求した米づくりを目的として、有機米生産部会という生産者の組織を設立し、有機栽培による米作りに積極的に取り組んでいます。
自然栽培(無農薬・無肥料での米づくりへの挑戦)
自然栽培米は農薬・肥料を一切使わず、稲本来の生命力だけで栽培する農法で作られたお米です。
JA加美よつばでは、ベストセラーとなった「奇跡のリンゴ」の著者・木村秋則さんの指導で、2006年から自然栽培農法による究極の安全・安心米づくりをスタートしました。
自然栽培農法は、農薬を使わないので、水田内の除草(雑草の取り除き)の方法が最も懸念されましたが、JA加美よつばでは、独自の技術「チェーン除草」を実施しています。
チェーン除草とは、除草機にチェーンを取り付け、それを水稲の初期段階に水田内を引っ張ることで、雑草が根付く前(発芽後の雑草)に雑草を取り除く除草方法です。


チェーン除草
また、自然栽培米は肥料を使っていないので、肥料を使っている田んぼから比べると生育が劣り、収穫量はまだまだ不安定です。
しかし、生産者の皆さんは栽培技術向上に向けて日々、試行錯誤を繰り返しながら努力しています。
このJA加美よつばの自然栽培の取り組みは、消費者のみならず食品メーカーなど多方面の方々から高い関心を寄せて頂き、評価を頂いています。